貴社が納品したシステムを顧客が使用開始した直後から補償が開始されるので、バグが集中する期間も安心です

対象となるサービス

この保険で補償の対象となるサービスです。

サービスの名称 サービスの内容
システム開発
システム保守
・ユーザーの社内システムの開発・構築などを行うサービス
(システム開発・システムインテグレーション・システムコンサルティングなど)
・システムの保守・管理を提供するサービス
(顧客のデータ等を管理するサービス・インターネットホスティング・ハウジングなどを含む)
パッケージソフトウェア
開発
パッケージソフトウェアを開発するサービス
アプリケーションサービス
プロバイダ(ASP)
ビジネス用のソフトをインターネット経由で顧客にレンタルするサービス
ヘルプデスク ITヘルプデスクなど、OSやソフトの使用方法に関する顧客の問合せに対応するサービス
インターネットサービス
プロバイダ(ISP)
インターネットへの接続サービスおよび付帯サービスを提供するサービス
(ドメイン登録、ポータルサイト運営など)
情報処理サービス 顧客のデータ入力・処理・加工などを請け負うサービス
その他のITサービス 保険対象となるITサービスかお問い合せください

事故例

実際にこのような事故がありました

サービス 事故の内容
システム開発 インターネットを使って商品販売を行う事業者から、システムの開発を受注した。開発が難航したため不十分なテストしかできなかったが、納期には間に合い納品できた。ところが、納品の2日後、システムが上手く稼働せず3日間サイトを閉鎖することとなり、システムが修正されるまでの間、仮サイトで運営することとなったため、サイトを閉鎖した間の逸失利益および顧客対応費用について損害賠償を請求された。
システム保守 サーバーの保守業務を受注したが、予想される最大のアクセス量に見合わないサーバーを設置したことが原因で、通常のアクセス量を6割程度超えたところでサーバーがキャパシティーオーバーで停止してしまった。
その結果、顧客から業務を停止した間の逸失利益について損害賠償を請求された。

特長

■IT事業者の過失に起因する取引先等第三者からの損害賠償請求リスクに対応する保険です。
特長
■システム納品後の30日免責がありません!
システム納品直後にバグは集中して発生!
本プラン 使用開始直後から補償
一般的なIT保険 免責
(支払対象とならない期間)
使用開始の30日経過後から補償
■保険加入前に行った業務も補償します!
事故が発覚していない場合、初年度契約開始日前に行った業務であっても保険の対象となります。
■IT業務を包括的に補償していますので安心です!
被保険者のIT業務を包括的に補償します。保険期間中に新たなIT業務を開始した場合でも、保険の対象となります。

特約

■委託先も補償範囲に含めることができます
「請負人担保特約」で無記名かつ包括的に補償します。
(この特約をセットしない場合は、下図のIT事業者にのみ保険金をお支払いします。)
委託先も補償範囲に含めることができます
■海外開発でのリスクもカバーできます
「海外開発担保特約」でオフショア開発が原因で損害賠償請求された場合もカバーします。
海外開発でのリスクもカバーできます
■ウイルスや不正アクセスが原因でサービスが滞るリスクを抱えている事業者様には・・・
「コンピュータアタック特約」があります!
<補償内容>
人的なミスだけでなく、ウイルスや不正アクセスなどのコンピュータアタックにより、貴社サービスが滞ってしまった場合の損害賠償請求を補償します。
<事故事例>
顧客用に開発したシステムに新種のウイルスが混入していたため、そのウイルスが原因で顧客のサーバーが停止してしまった。その結果、顧客から業務を停止した間の逸失利益について損害賠償を請求された。
■コンテンツサービスを提供されていませんか?
「知的財産権特約」が有効です!
<補償内容>
第三者の知的財産権(著作権・商標権など)の侵害に起因する損害賠償請求を補償する特約です。
ただし、コンピュータプログラムの著作権、特許権、営業秘密は除きます。
<事故事例>
音楽配信サービスを自社のHPで提供していたところ、掲載している文書が音楽評論家の内容と酷似しているとして、著作権侵害の賠償請求をされた。
さらに!
■貴社が負担する費用についても基本補償します!
クライアントから預ったデータを紛失してしまった・・
データ復元費用をお支払いできます!
IT事業者が、その業務遂行のためにユーザー等の第三者から預かったデータを管理している間に、そのデータをき損、紛失、消去してしまった場合に、1,000万円を限度に復元した費用をお支払いします。
<事故事例>
サーバーの保守業務を受注したが、システムのアップデートをしようとしたところ、誤ってすべてのデータを消去してしまった。データ復元を専門に行っている業者を使ってデータを復元したため、外注費用が発生した。

導入によって期待される効果

■巨額の損害賠償金をリスクヘッジ
サービスの提供を原因とする逸失利益等、巨額な損害賠償金のリスクヘッジが可能です。
■賠償資力の確保による株主への説明責任
サービス提供上のミスによる賠償責任という経営リスクに対し、賠償資力の確保により、株主への説明責任を果たすことが可能です。
■業務拡大へ注力可能
万一の際の賠償資力を確保しておくことで、業務拡大への注力が可能になります。
■財務の安定化
毎年一定の保険料を支払うことにより、事故時の特別損失を防止・軽減することが可能です。

お支払いする保険金

保険金の種類 内  容




損害賠償金 被保険者に対する判決または引受保険会社が被保険者もしくは保険契約者の同意を得て承認した和解に基づいて、被保険者が第三者に支払うべき法律上の損害賠償金をいいます。
争訟費用 損害賠償請求に関する調査、防御、査定、和解、および上訴において、被保険者によりまたは被保険者のために負担された弁護士費用などの合理的な報酬および費用をいいます。ただし、被保険者自身の内部諸経費などは除きます。
なお、争訟費用には、被保険者が証人として裁判所に出頭した場合における出頭費用として出頭毎に以下の費用が含まれます。
(1)役員5万円、(2)従業員2万5000円
復元費用 被保険者がそのサービスの遂行につき、第三者から預かったデータを毀損、紛失または消去し、法的責任を負う場合において、被保険者がその復元のために負担する費用をいいます。その費用が10万円を超えた場合に、その超過額を1,000万円を限度に、かつ基本契約のお支払い限度額の内枠でお支払いします。

※引受保険会社は保険期間中、保険証券記載の支払限度額を上限に保険金をお支払いします。
お支払いした保険金は、支払限度額から差し引かれます。

保険金をお支払いできない主な場合

<基本契約に関するもの>

  • 被保険者(保険の補償を受けられる方)の故意、犯罪行為に起因する損害賠償請求
  • 身体の障害、財物の損壊に起因する損害賠償請求
  • 契約上加重された損害賠償請求(損害賠償の予定を含む)
  • 初年度契約開始日前にすでになされている損害賠償請求
  • 被保険者が初年度契約開始日前にすでに認識している事由に起因する損害賠償請求
  • 履行遅滞に起因する損害賠償請求
  • 回収に起因する損害賠償請求
  • 機械、電気系統、電気通信または衛星システムの故障に起因する損害賠償請求
  • 所有、使用、管理する個人情報の漏洩に起因する損害賠償請求(ただし、個人情報の漏洩による、第三者の信用毀損および逸失利益に起因する損害賠償請求は除きます。)
  • 金融機関による、資金、通貨、有価証券その他決済手段の伝送に起因する損害賠償請求
  • 金融商品取引に起因する損害賠償請求
  • 対象業務またはハードウェアの見積が正確でなかったことに起因する損害賠償請求
  • 知的財産権の侵害に起因する損害賠償請求(知的財産権特約をセットすることにより補償されます。ただし、特約をセットしても特許権または営業秘密の使用許諾契約違反または侵害もしくは不正使用に起因する損害賠償請求、プログラミングを含むソフトウェア技術に関する知的財産権の侵害に起因する損害賠償請求は補償できません。)
  • ウイルス、不正アクセスに起因する損害賠償請求(コンピュータアタック特約をセットすることにより補償されます。)
  • 海外で行った業務に起因する、または海外で提起された損害賠償請求

など

<復元費用に関するもの>

  • 上記「基本契約に関するもの」に記載する損害賠償請求事由に起因して被保険者が負担する復元費用

など